窓ガラスには、自然現象として、避けては通れない現象なのです。
と言いましても、そうそう頻繫に起こる現象ではないのですが、念のため、
注意されたほうが良いかと思います。

窓ガラスを見て頂くと、
目に見える部分と、ガラスをはめ込んでいる目に見えない部分(サッシの枠の中)が、
あるのがイメージ出来るかと思います。

ガラスは、熱を吸収し易く、高温になるほど、ガラスの中心部分から放射線上に、熱が
伝わり、肉眼で分かる程では無いのですが、僅かながら膨張する現象があります。

ここ数年前から、夏の時期は、猛暑による強烈な陽射しにさらされたり、
また逆も然りで、冬の時期は、夜間の冷え込みによる低温状態から、
よく晴れた朝の日差しを浴びたりした時を想定した場合、

目に見える部分のガラスは、熱の影響で、ガラスの中心部分から、膨張し出します。

目に見えない部分のガラスは、熱の影響を受けにくいことから、ほぼ膨張はしません。

結果、温度差が大きくなるほど、ガラス固有の強度(許容応力)を越えてしまい、
ガラスは、破壊します。

この現象を『熱割れ』と呼んでいます。